釜山のグルメシーンはソウルとは明らかに異なります。港湾都市らしく海鮮料理が充実しており、値段もソウルより全体的に安い傾向があります。釜山独自の郷土料理も多く、グルメを楽しむ旅行者にとっては必訪の都市です。
チャガルチ市場の海鮮
チャガルチ市場(자갈치시장)は釜山最大の水産市場で、早朝から新鮮な魚介類が並びます。1階の鮮魚コーナーで好みの魚やカニを選び、2〜4階の食堂で調理してもらうシステムが一般的です。調理料(손질비)は500〜1,000ウォン(約60〜120円)が目安。
おすすめ食材と価格目安:
- 활전어(活けスズキ):500g 약10,000〜15,000ウォン(約1,150〜1,730円)
- 살아있는 낙지(活タコ):1匹 약8,000〜12,000ウォン(約920〜1,380円)
- 꽃게(ワタリガニ):時価(시가)
テジクッパ(돼지국밥)
釜山を代表する郷土料理はテジクッパ(돼지국밥)です。豚骨ベースの白濁スープに豚肉とご飯が入った郷土汁物で、ソウルの食堂ではあまり見かけません。
テジクッパの食べ方:好みに合わせてセウジョット(새우젓=塩辛)、ニラ、唐辛子ペーストを加えてアレンジします。地元では朝食としても食べられ、専門店は朝6時頃から営業。1杯は約9,000〜12,000ウォン(約1,040〜1,380円)。
おすすめ店エリア:서면(西面)駅周辺に専門店が密集、「돼지국밥 골목」(テジクッパ横丁)として知られています。
ミルミョン(밀면):釜山の冷麺
ミルミョンは朝鮮戦争の避難民が小麦粉(밀가루)で作った冷麺で、平壌冷麺のそばとは異なり小麦粉ベースの麺が特徴です。ソウルの냉면(冷麺)より細めでツルツルした食感。スープが澄んだ물밀면(水冷麺)と辛口のビビン밀면(ビビン冷麺)の2種類があります。価格は약9,000〜12,000ウォン(約1,040〜1,380円)。
씨앗호떡(ゴマホットク)
씨앗호떡は釜山限定のスナックで、ピーナッツや松の実・黒ごまなどのナッツミックスが詰まったホットク(팥あんパン的なもの)です。南浦洞のBIFF広場前に専門屋台があります。1個約2,000ウォン(約230円)。ソウルの普通のホットクより具材が豊富で食べ応えあり。
機장(기장)の新鮮カニ
釜山東部の機張(기장)は渡りガニ(대게・꽃게)の産地として有名。機장駅前の市場では水揚げされたばかりの蟹を直接購入し、その場で食べられます。蒸しカニ(찐 꽃게)1杯(中サイズ)が約20,000〜35,000ウォン(約2,300〜4,000円)。
광안리(広安里)のナイトグルメ
広安里ビーチ周辺は夜になると屋台と食堂が活気づきます。생맥주+치킨(生ビール+チキン)のコンビはビーチ沿いのテラス席で楽しむのが釜山スタイル。フライドチキン1羽(약1마리)が약20,000〜30,000ウォン(약2,300〜3,450円)です。
釜山での食事マナー
- 釜山の食堂はソウルより格段に安い(定食1食6,000〜9,000ウォンが相場)
- テジクッパ専門店は混雑している時は相席が普通
- 水産市場では価格交渉より「適正価格」の見極めが重要(地元の人と同行できれば理想的)